ゴルフのスコアは、実はドライバーよりもパターで大きく変わることがあります。いくら飛ばせても、グリーン上で1パットや2パットを決められなければスコアは伸びません。
パター選びで最も大切なのは「数字や性能より、自分が安心して打てるか」。見た目やブランドで選ぶよりも、構えたときにしっくりくるかどうかが、初心者がパターで失敗しないためのポイントです。
中古パターなら、初心者でもリーズナブルに相性の良い1本を見つけられます。この記事では、中古パターを選ぶ際のポイントやおすすめモデルを詳しく解説していきます。

1. パターの基本タイプを知っておこう
パターは大きく分けて2種類の形状があります。
見た目だけで選ぶのではなく、自分の打ち方やフィーリングに合うかが最重要です。
- ブレード型(ピン型)
スリムで操作性が高く、感覚を大事にしたい人に好まれます。繊細なストロークが可能ですが、方向性の安定感はやや難しい面もあります。上級者やセンスを重視する方に向きます。 - マレット型
ヘッドが大きめで重心が深く、方向性が安定しやすい設計です。ストロークのブレを抑えやすく、初心者や女性ゴルファーにおすすめされやすいタイプです。特に、まっすぐ転がす感覚をつかみたい方には安心感があります。
どちらを選ぶ場合も、「構えたときにしっくりくるか」「打った感覚が違和感なくスムーズか」を優先しましょう。「ラインをイメージしやすいか」「ストロークが自然に出せるか」も併せてチェックポイントです。
2. シャフトの長さは男女で少し違う
パターのシャフト長さは、身長や体格によって最適な長さが異なります。
- 男性:33〜35インチが一般的
- 女性:31〜33インチが合いやすいケースが多い
身長が低めの方は、32インチ前後を選ぶと自然な構えが取りやすいです。重要なのは、数字よりも「構えたときにボールを自然に見られるか」です。
迷ったら33〜34インチを基準に、構えやすい長さを選ぶと失敗しにくいです。

3. 中古パターの選び方ポイント
中古でパターを購入するときは、以下の点を必ずチェックしてください。
- フェース面の摩耗具合
溝やインサート部分が削れていると、ボールの転がりや方向性に影響します。新品に比べて多少摩耗があるのは仕方ありませんが、極端な場合は避けましょう。 - グリップの状態
劣化して滑りやすいグリップは、ストローク中に力が入ってしまい安定感を欠きます。中古購入時は交換前提で考えると安心です。 - 構えた印象
「構えたときにラインがイメージしやすいか」「ストロークが自然に出せるか」を重視しましょう。実際に打ってみて、気持ちよく打てると感じるパターが理想です。
中古市場では、予算を抑えつつ、自分に合った1本を探すことが可能です。見た目だけで選ぶとミスが増えるので、必ずフィーリングを最優先にしてください。

4. 人気中古パターモデル(おすすめ)
初心者にも扱いやすく、フィーリングの良い中古モデルをいくつか紹介します。
- オデッセイ White Hotシリーズ(ピン型・マレット型)
柔らかい打感でミスに強く、安心感のある構えやすさが特徴です。 - テーラーメイド Spiderシリーズ(マレット型)
大型マレットで方向性が安定しやすく、まっすぐ打ちやすい感覚が得られます。 - PING Anser / Tyne(ピン型)
シンプルなデザインで構えやすく、長年にわたり定番の人気モデルです。
初心者は、マレット型で方向性の安定感を優先するとよいでしょう。
5. まとめ
パター選びの基本ポイントを整理すると以下の通りです。
- 自分が気持ちよく構えられるかを最優先
- シャフト長さは体格や姿勢に合わせる(女性は32インチ前後も選択肢)
- 初心者はマレット型から入るのがおすすめ
- 中古市場なら、予算を抑えつつお気に入りの1本を見つけられる
パターは「数字の性能」より「構えたときの安心感」が上達の近道。信じて打てる1本と出会えれば、グリーン上がもっと楽しくなります。
