初心者必見|失敗しないアイアンセットの選び方とおすすめ構成

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ゴルフを始めようと思ったときに、必ず迷うのが「どんなアイアンを買うか」という問題です。
ドライバーと並んで、アイアンはプレー中に使う頻度が高いクラブ。だからこそ選び方を間違えると「難しい」「楽しくない」と感じてしまうこともあります。

新品・中古を含めてたくさんのモデルがある中で、初心者はどんなアイアンを選べばいいのでしょうか?
この記事では、中古アイアンセットを選ぶときの基本と失敗しないポイントを、初心者向けに分かりやすく解説します。

目次

1. なぜアイアンセットが重要なのか?

ゴルフクラブは大きく分けると、ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアン・ウェッジ・パターの6種類に分類されます。その中でも、コースで特に使用頻度が高いのがアイアンです。

  • ドライバー:主にティーショット(1ラウンド14回程度)
  • パター:グリーン上で使用(1ラウンド30〜40回程度)
  • アイアン・ウェッジ:セカンドショットからアプローチまで幅広く使用(1ラウンド50回前後!)

つまり、初心者がスコアを作るうえで一番頼りにするのがアイアン。だからこそ「最初にしっかりとしたアイアンセットを選ぶこと」が、ゴルフ上達の近道になるのです。

2. アイアンは何本必要?

まず、一般的なアイアンセットの構成を整理しておきましょう。

一般的には 5番〜9番、ピッチングウェッジ(PW)の6本 が基本セット。そこに追加で アプローチウェッジ(AW)サンドウェッジ(SW) を買い足すのが一般的です。

ただし、初心者の場合は必ずしもすべて必要ではありません。

  • 最小限なら → 6番〜9番、PW、SW の6本
  • 少し余裕があれば → 5番やAWを追加して7〜8本

アプローチウェッジ(AW)は必ずしも最初から入れなくても問題ありません。むしろ初心者のうちは AWを使わずに、PWとSWの2本で対応している人の方が多い くらいです。

また、個人的なおすすめは「5番アイアンを省略してユーティリティを入れる」です。やや予算的に高くなってしまいますが、ロングアイアンは打ちこなすのが難しいので、最初から省いてしまってOKです。私も5番アイアンは使わずにユーティリティを入れてます。

【参考】番手ごとの飛距離(目安)
アイアンは番手ごとに飛距離が変わります。以下はあくまで一般的な目安です(スイングスピードや体格によって変わります)

  • 5番アイアン:170〜190ヤード前後
  • 6番アイアン:160〜175ヤード前後
  • 7番アイアン:150〜165ヤード前後
  • 8番アイアン:140〜155ヤード前後
  • 9番アイアン:130〜145ヤード前後
  • ピッチングウェッジ(PW):110〜125ヤード前後
  • アプローチウェッジ(AW):90〜105ヤード前後
  • サンドウェッジ(SW):70〜90ヤード前後

3. アイアンのヘッド形状は何を選べばいい?

アイアンのヘッド形状には大きく3種類あります。

  • キャビティ
    裏側がくり抜かれていて、ヘッドの外側に重量が配分されているタイプ。芯を外しても打球が安定しやすく、ミスに強い。
  • マッスルバック
    プロや上級者が好む小ぶりのヘッド。操作性が高い分、芯を外すと極端に飛ばない。難易度が高く、初心者には不向き。
  • ハーフキャビティ
    キャビティとマッスルの中間。操作性とやさしさのバランス型。

初心者におすすめなのは、間違いなく キャビティタイプ
「大きめで安心感がある」という表現をよく耳にしますが、マッスルバックと比べてヘッドの容積がやや大きため、アドレス時にボールに対する安心感があります。特にミスが多い初心者にとって、寛容性が高く真っすぐ飛びやすいのがおすすめのポイントです。

4. シャフト選びで大きく変わる

アイアン選びでヘッドと同じく重要なのが「シャフト」選びです。

シャフトには「スチール」と「カーボン」があり、さらに重量や硬さによって性格が変わります。

スチールシャフト
適度な重さでスイングが安定しやすい。若くて「これからしっかり続けていくつもり」の人はスチールを選んで問題ありません。
・スポーツ経験者 → ダイナミックゴールド(重め)がおすすめ
・初心者・一般男性 → NSPROなど(軽め)の方が扱いやすいのでおすすめ

カーボンシャフト
軽くて振りやすく、ヘッドスピードが出しやすい。ただし軽すぎるとスイングが安定しにくくなることもあります。体力面で不安がある人やシニア向け。

「非力な人にはカーボン」と一括りにされることも多いですが、それよりも “これからゴルフをどう続けたいか”を基準に選ぶ のがおすすめです。

最初は軽めのスチールで慣れると上達しやすいです。

軽いめのスチールシャフトで慣れると上達しやすい理由は【こちらの記事】で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

5. 初心者が避けたいアイアンの選び方

中古クラブ市場は選択肢が豊富だからこそ、初心者が陥りやすい失敗もあります。

  • デザインやブランドだけで選んでしまう
  • マッスルバックのような難しいモデルに手を出してしまう
  • 「安さ」だけを重視してバラバラに揃えてしまう
  • 重すぎるシャフトを選んで振り切れなくなる

最初はとにかく「やさしいキャビティ」「NSPROなど軽めスチール」「基本の6本構成」を意識して選んでください。

まとめ

初心者が中古アイアンセットを選ぶときのポイントを整理すると、

  • 基本は5番〜9番、P、Sの7本で十分
  • ヘッドはキャビティタイプを選ぶ
  • シャフトはスチール(NSPROなど軽め)が最初のセットにおすすめ
  • 無理に5番やAWを入れなくてもOK

つまり「無理せず、やさしい設計で揃える」ことが大切です。
完璧なセッティングを目指すよりも、「気持ちよく振れるクラブ」と出会うことが、ゴルフを長く楽しく続ける一番の近道になります。

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